【フォト・レポート】HOUSE VISION 2013 TOKYO EXHIBITION レポート
典型的なマンションをスケルトンの状態に戻して、
住空間が「初期化」された状態から提案が始まります。
誰もが自分流の住空間を実現できるという、その道筋を具体的に見せていくことで住宅リテラシーを目覚めさせるプレゼンテーションです。「家」の編集権がユーザーに移行する時代をいち早く察知しているのは、書籍や音楽、映画などの知的エンターテインメントを生活者に供給し続けてきた蔦屋書店と、住宅再生の現場をリードしてきた東京R不動産。二者のコラボレーションによって、家はいかに自在に編集できるかを問いかけます。
蔦屋書店
TSUTAYAのフラッグシップショップである代官山 蔦屋書店は、2011年、カルチュア・コンビニエンス・クラブが「本、映画、音楽を通してライフスタイルを提案する」という創業時の志の新たなかたちとして実現した。団塊世代前後の客層「プレミアエイジ」をターゲットに、落ち着いた環境を演出している。知識と経験が豊富なスペシャリスト「コンシェルジュ」が常駐し、商品の提案や説明を行うなど、顧客にとっての価値を創造するビジネスを展開する。
東京R不動産
2003年、新しい視点で不動産を発見して紹介する「不動産のセレクトショップ」サイトとしてオープンした。膨大な不動産市場からこだわりのある物件を探し出し、隠れた魅力を掘り起こして紹介している。福岡・金沢・大阪など地方都市へも展開し、現在の月間ページビュー数は約300万に及ぶ。2011年より、空間編集の様々な手立てをWEBで提供していく「R不動産toolbox」をスタートした。
馬場正尊
Masataka BABA
Open A Ltd.
林 厚見
Atsumi HAYASHI
SPEAC, inc.
吉里裕也
Hiroya YOSHIZ ATO
SPEAC, inc.
リノベーションという言葉がでてから久しいが、まだまだ、自らイメージする住まいを実現する人々は少ないだろう。この場所で、感性を勉強し、自分たちは、どんな住まいを望むのか、好きなのかを再発見できます。
（文：KEIKO YANO (矢野 恵子) / 更新日：2013.03.14）
