【フォト・レポート】HOUSE VISION 2013 TOKYO EXHIBITION レポート

2 移動とエネルギーの家 Honda × 藤本壮介

 

移動とエネルギーの家 Honda × 藤本壮介

 

創電・蓄電・熱循環、乗り物、生活、そして街。
そのすべてが境目なくシームレスにつながる家をつくりました。

 

創電・蓄電・熱循環で適切に確保されたエネルギーは、歩行アシストや、座ったまま自在に移動する新しい移動体「UNI-CUB」を動かし、さらに電動二輪や四輪車へと連繫していきます。このシームレスなエネルギー供給と移動の連繫を建築家、藤本壮介が「家」として表現、外部と内部、パブリックとプライベートを隔てるシェルターとしての家ではなく、三層のレイヤー構造で段階的に内と外を融通させる新たな空間の重なりと連続性を提案していきます。

 

移動とエネルギーの家 Honda × 藤本壮介

移動とエネルギーの家 Honda × 藤本壮介

 

Honda

1949年の本田宗一郎氏による創立以来、「面白いものを創って喜んでいただく」「もっと便利になるものを提供したい」というチャレンジ精神のもと、生活に役立つ技術や喜びをもたらす製品を展開し続けている。グローバルブランドスローガン「The Power of Dreams」を原動力に、オートバイ、自動車、汎用製品を製造・販売する。ヒューマノイドロボット(ASIMO)や歩行アシストなど新成長分野へも意欲的に取り組んでいる。


藤本壮介
Sou FUJIMOTO
建築家

1971年生まれ。2000年東京大学工学部建築学科卒業。同年藤本壮介建築設計事務所設立。主な作品に「House N」「武蔵野美術大学美術館・図書館」「House NA」など。JIA日本建築大賞、World Architecture Festival─個人住宅部門最優秀賞、第13回ヴェネツィア・ビエンナーレ国際建築展「金獅子賞」など受賞多数。

 

すべての境目がなく室内と屋外をシームレスにつなぐ家。かつて農家は馬屋を連立させていました。すぐに馬の面倒を見ることができるからです。自分で使うエネルギーは自分でつくり育てる。そんな住まいがすぐそこまで来ています。

 

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(文:KEIKO YANO (矢野 恵子)  /  更新日:2013.03.14)

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